リーダー育成コラム

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2020-10-01
シニア社員の取り扱いに困っている若手リーダーさんんへ

世代交代が進んでいる企業様では、若手リーダーが新入社員のころお世話になった上司がリタイアまであと5年、3年となってきて、関係性が逆転し、昔の上司が自分の部下になってしまった!というケースが起こります。

シニア社員は新しい事にチャレンジしたり、柔軟な対応を求めると、「もう体力もないし、無理だ」と言われ、拒絶傾向。

こんな時、若手リーダーはどうやってマネジメントしていけば良いか頭を抱えてしまうものです。

 

それでもリーダーのあなたは、公平に部下を指導し、チームマネジメントを行うことを期待されています。一体どうすれば・・・と悩ましいリーダーの皆様へ、シニア社員をマネジメントする方法をお伝えします。

 

 

基本的に人はみな頼られると嬉しいもの。

シニア社員になってくると、新しいことを覚えたり、学んだりすることが難しくなってくるのは否めませんが、基本的に人はみな、頼られると嬉しいという基本原則を覚えておきましょう。

 

人から頼られることによって、

✓自分の存在意義を再確認できる

✓自分がこのチーム(組織)に必要なのだと実感できる

✓自分が持っているものや経験を還元出来る場があることは嬉しい

という感覚を得ることができます。

 

シニア社員には、その人が得意なこと、人よりも優れている点をチームに還元してもらえるように、リーダーさんから働きかけることが重要です。

 

例えば、営業部の事業計画に関してはほぼ狂うことなく数字を立てられる優れた感覚を持っている、書類の誤植や表記間違いが無いかをチェックしてもらったら、いつも完璧な程、間違いに気づいてくれる。といった、日頃のシニア社員の得意領域を掴んでおき、それをチームの若手に還元してもらえるように働きかけていくわけです。

 

人は得意なことを人に教えるのは、無理なくでき、自分の存在の必要性も実感できるため、ストレスなく気持ちよく動いてくれます。

 

 

 

みんなに同じことをさせようとすると失敗する

若手リーダーからシニア社員のマネジメントに関する相談を受けるとき、「みんな同じようにやっているのにシニア社員だけが言うことをきいてくれません」というお話を伺います。

例えば、若手社員にテレアポをするように指示を出しているので、シニア社員にもテレアポをしてもらわないと困る・・・といった具合です。

 

みんな同じ指示に従ってもらわなければ、チームの成果が出ないと思うリーダーがいたとしたら、それはトップダウン型マネジメントの傾向が強く出ている可能性があります。今の時代に合わないマネジメントスタイルです。

 

きっとシニア社員は、若手のころテレアポを経験して今に至っているはずです。現在に至るまでのシニア社員の経験を尊重し、全て若手の部下と同じことをさせようとしすぎないでください。

相手を尊重し、経験をリスペクトすれば、もっとシニア社員様のマネジメントはうまく機能していきます。

 

あなたのチームのシニア社員の得意なことは何でしょう?

ステキな魅力を探してみてください。

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