リーダー育成コラム

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2020-11-27
リモート鬱を救うために、これからの部下マネジメントに必要なこと

最近、よく耳にする「リモート鬱(うつ)」という言葉。

リモートワークがいつまで続くかこの先の働き方がどう変わるか、

このまま職場の仲間と会えない働き方が続くのか・・・

色んな事が不安だらけの状況です。

 

当社も研修をオンラインで提供することがスタンダードになっており、

先日ある研修で60名の皆様にお話した時、

「リモートワークで孤独を感じている人いますか?」と質問してみました。

 

ほぼ9割の人が孤独を感じる、世間からおいて行かれているような不安がある・・・と仰っていました。

重ねて、「週何日リモートが続くと孤独を感じますか?」と聞くと、

連続3日リモートが続くと、不安になってくる・・・と仰います。

 

リモートワークは、仕事に集中できるというメリットを感じる方も多いのですが、その一方で孤独を感じる方も増え、他者とのコミュニケーションが減ることにより、マイナスの考え、不安や負の妄想が働きやすかったり、ちょっとした上司とのオンライン上のコミュニケーション不一致が原因で、悩み始めてしまい、気持ちの切り替えが難しくなるケースも増えてきました。

 

特に、相手の表情や反応が見えづらい中で、マネジメントするリーダーさんは、顔を合わせて仕事をするよりも、数倍気を遣ってメンバーとオンラインで仕事を進めていることと思います。

 

今日は、今こそ大切にしてほしい、リモート鬱にならないためのコミュニケーションのあり方について書いてみたいと思います。

 

リモート鬱傾向の部下に気づく方法

リーダーさんには、少し元気がないかも、、、というメンバー(部下)の異変に、出来るだけ早く気付いてほしいです。

「元気がない状態」とは・・・

1)いつもより、考えながらコミュニケーションをとっている

2)任せた仕事のアウトプットスピードが落ちている

3)オンライン上で会話をしていても落ち着きがない

4)いつも穏やかな話しぶりなのに、イライラしているのが伝わる

5)冴えない表情をしていて、覇気がない(声のトーンも低い)

 

こんな変化を察知したら、すぐに「最近どう?リモートワークで何か困ったことはない?」と声をかけて欲しいです。

 

ほんの少しでも、気にかけてもらった!と思える瞬間があると、部下はまず「安心」してくれます。部下が一人暮らしの場合は特に注意して声をかけて欲しいと思います。

 

 

リモートワークがスタンダードな世の中だからこそ、上司に必要なこと

コロナ前のように、全員が同じ場所に出社し、隣同士顔を見ながら仕事が出来ていた時には無駄な話はやめようという風潮で、雑談を出来る限り減らす会社も多かったのですが、

リモートワーク中心の生活になって一番困っていることは、

「ちょっとしたことが質問できなくなったこと」

と仰る方も多く、お互いの仕事の状況が見えないため、チャットや電話もどのタイミングで話しかけて良いか分からない状況です。

チームで仕事をしていた方は特に、

お互いの関係性が希薄になるのではないかというストレスを抱える人も多く、絆を感じにくい状況にもあります。

 

ある企業様での取り組みとして、今こそ、積極的な雑談を日常に取り入れ、オンライン上で会議をする場合、電話で部下と話をする場合にも、雑談から始める、会議はアイスブレイクが重要と仰る方も増えてきました。

 

当社も、リモートワークマネジメントには、「積極的な雑談」を推奨しています。絆を育む目的で、雑談も取り入れたマネジメントを実践していただきたいと思います。

積極的な雑談とは?

「今日は少し暖かい天気だね」「明日は寒くなるらしいよ・・・」といった、よくある日常会話(挨拶レベル)ではありません。

 

・やっぱりリモートワークって孤独だよね・・・●●さんはどう?

・週1回位は全員で顔合わせてミーティングしたいよね。

・最近、○○さんと話した?元気にしてるかな?

・またみんなと大笑いしながら仕事がしたい!

といった、上司からの本音を話しながら対話する力だと考えます。

 

お互いの本音を語り合える積極的な雑談、是非やってみてください。

 

 

 

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