4月は半月ほど、新入社員研修登壇でずーっと企業訪問が続きました。
コロナ禍で就活を頑張った皆さんが見事入社され、気持ちも新たに社会人としてスタートを切っています。
私は、研修講師と言う立場で、まずは社会人になったことへの自覚をもたらし、これから社会人として基盤を作るところを担当するわけですが、新入社員研修が終わった後も、まだまだ不安が多いのが現実です。
受入側の上司や部署の皆さんには、新入社員研修を受けたのだから、基礎的な社会人としての知識は備わっているはず!という意識ではなく、新入社員研修を受けたあと、それを実務で使える状態にするためにお力添え頂けたらと思います。
今日は、最近の若手の傾向と共に、研修後も新入社員さんが心配なこと、上司に期待することについて書いていきます。
4月は新しいことがスタートし、環境が大きく変化する方も多いと思います。新しい職場、社会人スタートの中、まずは新入社員研修から始まるという企業も多いと思います。
私も、4月はほぼ新入社員研修の連続登壇というスーパー繁忙期を迎えていますが、ある企業様からこんなご相談を受けました。
「新入社員研修の内容って、本当に新入社員だけを対象にすべきか、わが社では、この新入社員研修の内容は、年に1度は社員全員に受けさせた方が良いのではないかと考えていますが、どう思われますか?」
私自身、お恥ずかしい話、そんな目線で新入社員研修を捉えたことはなかったのですが、確かに的を得ていると思いました。
このご相談には腑に落ちることがたくさんあったので、新入社員研修の受講対象者はどこまでを設定するのが妥当か?について書いてみようと思います。
チームビルディングのコンサルテーションを行う際、現状のメンバー構成における強みやポテンシャルを見極めるため、当社では、タレントマネジメントシステムSUZAKU(https://hqprofile.com/quality/)のHQ診断を導入させていただくことがあります。
私が個々のメンバーと話して特性を見極めるよりも、客観的指標の方が信頼性が増す場合もあるからです。
少々補足しますが、こちらのSUZAKUは、オンラインで受験でき180問の質問をに対し、選択肢が設けられているため、ポチっと直感的にボタンを押していくような仕様で、診断を受けて頂く方への負担も軽く、そしてアセスメントが本人に対して納得感があると好評です!2020年のHRアワードでも優秀賞を受賞したとても信頼性も高く、当社はこれをチームビルディングコンサルティングに活用させて頂いています。
このHQ診断の中で、「傾聴力」と言う項目があります。
私がこの診断ツールを活用し、組織マネジメントをサポートするようになってから、「傾聴レベル1」という方、つまり聴く力が弱いという方がチームの中に2人いるというスゴイ結果に遭遇しました。。。
「傾聴レベル1」とは、10万人以上の蓄積データの中でもわずか3%と言われています。そんなわずか3%の確率に大当たりしました。
チームが成果をあげていける強固なチームに成長を遂げられるように支援することが私のミッションですが、「傾聴レベル1」同士が会話をするとどうなるのか?を目の当たりにし、正直に申し上げてビックリしました。
今日は、聴く力のないもの同士の会話がどうであったか?をお伝えします。