最近、攻撃的なコミュニケーションをしていることに、全く自覚のない経営者に出会いました。同じ経営者として大問題だと思いましたが、私に対しても自覚のない攻撃的コミュニケーションが続くので、気づきを促すフィードバックもできないままでした。
ただ、私も一人の人間として、ずっとこのような攻撃的なコミュニケーションに付き合っていると、イライラしてきました・・・
さすがに一度だけ「そんなに畳み込むようなコミュニケーションをとられたら、相手は何も言えなくなります。」とだけ言いました。
気づきを促す事にはつながりませんでしたが、そんなつもりはないという反応を示されました。
会社のトップ、経営層、チームをマネジメントするマネージャーとなると、周りから教えてもらうことよりも、知識や経験を還元していくことが大きな役割となってくるため、コミュニケーションの質について指摘されることも少なく、自分では気づかないうちに、周りの大切な仲間や部下を傷つけているかもしれません。
ある日突然、パワハラを受けましたと言われる危険もあります。
私は、コーチングのプロとして企業の皆様と関わることが多いのですが、企業の管理職の皆様へ是非伝えたいことがあります。
「コーチングでなくでも良いので、皆さん一度は、コミュニケーションをしっかり学ぶことをお勧めしたい。」ということです。
理由は、良好な人間関係の構築と、信頼される人間になるため、またポジティブな影響力を周りに与える存在になるためです。
私は、「ポジティブな影響力を与えられる存在」これこそが、真のリーダーに必要なリーダーシップだと考えています。
今一度、ご自身の日頃のコミュニケーションの質について振り返ってみてください。
いくつかのチェックポイントをお伝えしたいと思います。
今年に入り、リモートワークを開始してそろそろ1年が経過という人も少なくないと思いますが、今まで会議室で行っていた会議体が、オンライン会議形式に変更され、実は参加すると、ストレスが溜まる、イライラする、と仰る方が増加中。
理由は、いつどのタイミングで自分が喋って良いか分からない、同時に他の人と話そうとする瞬間が被って申しわけないと思うことがある、喋るタイミングを見計らうのに疲れてすでに聴くだけ会議になっているといった状況になっていることが挙げられます。
どうしてこうなるかというと・・・
「ファシリテーターの技術が不足しているため」です。
オンライン会議は、通常の会議室で顔を突き合わせて行う会議よりも一段ハードルが上がります。
それは、相手の表情や、リアクションが分かりづらい為。
ただ、お互いにストレスが溜まらないようにするための、ファシリテーションの「型」を知っておくことで、大きく会議の質を向上させることができます。今日は、このファシリテーション法について書いていきます。
現場管理者の問題解決を支援することもマネジメントが機能するための条件ですが、せっかく現場ヒアリングをしたのに、緊急性や重要性を感じ取ることができず、マネ―ジャー自身の自己判断によって、対処を後回しにすることにより、大問題に発展するようなケースがあります。
それによって、大きく現場の信頼を損なうことに繋がり、現場と本部がしっかり連携をとるための「報告・連絡・相談」が機能しなくなることは、チームビルディングの大きな阻害要因となってしまいます。
そこでオススメなのが、「聴く力」を向上させ、意図が汲み取れない時や、うまく状況が把握できない時は、「ズバリ聴く」という力も併せて使うことです。
コーチングではよく、「ズバリ聴く」ことで、より多くの気づきを促したり、本来の問題の根幹にたどり着くといった効果が期待できます。
「聴く」と「ズバリ聴く」を活用し、信頼されるリーダーを目指しましょう♪