■納期をずれ込む仕事が多発している
■タスクリストの消化が間に合っていない
■社会人3年目以内の社員の仕事力を向上させたい
業種 | IT系 | 従業員数 | 250名 |
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■納期をずれ込む仕事が多発している
■タスクリストの消化が間に合っていない
■社会人3年目以内の社員の仕事力を向上させたい
7時間×1回 ビジネススキルアップ研修(3年目以下30名で実施)
■働き方改革に企業が力を入れる背景についての解説
■個々の課題分析:タイムマネジメントが出来ない理由を探る
■タイムマネジメントの本当の意味を理解する
■自分のタスクリストと向き合い1週間毎のタイムマネジメント実践
研修開始2分で「残業を減らせと言われても、タスクが増える一方で全然仕事が追いつかない。」という現場からの生の声を聞くこととなり、本当の意味で、残業を減らしたいのはなぜかという点について、グループディスカッションの時間を用いて意見交換の場を持ちました。
上司から仕事が降りてくるが、その処理スピードが間に合わず上司から怒られっぱなしで、どう改善して良いかヒントが欲しいとの声が多く今回の研修が実施されることとなりましたが、全員誤解していたのは、タイムマネジメント=スケジューラーに何時に何をやるかを整理して書くことだと思い込んでおり、タスクそのものの分析や、1つ1つのタスクがどんな仕事の性質を持っているかを考えず、目安時間だけを考慮して仕事を「捌く」という考え方に陥っておられました。
本来、タイムマネジメントは、仕事の質を高め、精度の高いアウトプットで他者からの信頼を得られ、時間を効果的につかえるようになることが本質ですとお伝えしたところ、「タスク1つ1つを分析する時間を全くとったことがない」という方が9割でした。受け取った仕事が誰にどんな影響を及ぼすものかまで考えて、隙間時間をうまく活用するタイムマネジメントを実践したところ、「これなら残業が減らせると思う」や、「働き方改革の労働生産性の向上とは、こういうことだったのか」と深い理解に至り、ただ残業を減らすことだけが目的ではないという点において、「働き方改革とは、企業にとって、そこに働く社員にとってとても良い取り組みだったのだと初めて腑に落ちた」との言葉をいただきました。
特に3年目以下の社会人経験浅の部下を持つ上司の皆様には、タスクリストの内容やそのタスクの中身について一緒に考えて頂く時間を持てると、さらに部下の仕事力が向上します。
(上司側の指導力を高める事例はこちら)
上司からなかなか仕事の内容についてフィードバックがなされないという意見が出たので、「自分からフィードバックを貰いに行く習慣をつけること」をアドバイスしました。このアドバイスに、「自分からフィードバックを貰いに行くことの必要性、それはグサっと刺さるアドバイスだった。自分はまだまだ受け身だなと思います。」と感想をいただきました!
日頃、自分が上司と取っているコミュニケーションにフィードバックを貰える機会がないので、細かな相談が出来る場をつくってもらえたのはすごく嬉しかったし、こういうのが欲しかった!と社員様に仰っていただける1日研修でした。モチベーションMAXで研修が終了できたことも大変うれしく思います。私としてもやりがい十分な研修登壇でした。
上司側が部下とともにタスクの質を考え、優先順位付けをサポートできるかにより、5年後、10年後のキャリアのつくり方や人事評価の内容にも影響してくるのがタイムマネジメント。上司の皆さんにはぜひ、部下の皆さんが行ったタイムマネジメントの内容について、コーチングいただける機会を設けて頂きたいと思います。
この取り組みが、まさに労働生産性の向上にダイレクトな効果を発揮すると思います。